Episode 23

実践エピソード23
〜異業種から学ぶ〜

コーチング★商店主専門コーチング


最近、小売業以外の経営者の方とお話しする機会が増えました。

その方たちの営業手法を聞いていると、
とても、参考になることが多いのです。


例えば、ある方は、お酒の席での接待で、

ここぞという時には、
有名ブランドの高級グラスを買ってきて、
行きつけのバーの店員と事前に打ち合わせをします。

そして、接待客には、
そのグラスでお酒を出すように伝えておくのです。

当日、特別に用意されたグラスで接待しているときに
グラスが、自分専用であることを聞かされると、
先方は、たいそう悦ばれるそうです。

多くの人が、そういう接待は受けたことがないから
やっぱり嬉しいでしょうね。


また、ある方は、
他府県に用事があるときには、
目的地の近くの過去に販売した顧客に
必ず、手土産を持って会いにいくそうです。

そこでは、特にセールスをするわけでもなく、
販売した商品の調子はどうか?とか、
世間話をして帰るとのことでした。


先の接待客専用のグラスを用意しておく話や、
セールスをするわけでもないのに、
わざわざ手土産を持ってお客に会いにいく話しは、
小売業の中では、考え難い話でしょう。


特に、お店を持っている小売業の方であれば
自分から、外に向かって出向いたりすることは
そんなに多くないので、なおさら、
そういう感覚は持ちにくいと思います。


何かお店で物を買ったとしても、
その後、お店の方からコンタクトがあるのは
バーゲンの案内か、新商品の案内くらいしかありません。


お客様と接触する機会について、
自分の都合や、自分の視点からしかものを見ていないと、
そういうことになってしまうのです。

これでは、お客さんの心はときめきません。


別に、プレゼントやサプライズが
必ず必要というわけでもありません。


それよりも、大事なことは、
行動を起こすときの視点です。


先のお二人の行動を起こすときの視点は、
自分ではなく、相手がどう感じるのか
何をされたら嬉しいのか、というところにあります。

異業種の方から学ぶと、
変な先入観を持っていない分、
腹にすっと落ちます。

そして、新しい視点でものを見ることができるようにもなります。






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