Episode 53

実践エピソード53
〜年末を迎える前にやっておくこと〜

コーチング★商店主専門コーチング


あなたのお店の中で、誰にも気づかれず
ほこりが掛かったまま眠っている商品はありませんか?

売れ筋の商品は、お客様から
よく見えるところに陳列をして、
きちんとPOPをつけて
訴求がなされているのが普通ですが、

なんとなく地味で、目立たない、
一般的に言われるところの死に筋商品に
お店のスタッフの目が向かれることは無く、

最悪の場合は、一度も日の目を見ずに
処分品コーナーへ持っていかれる。
もしくは、廃棄処分となってしまう場合もあることでしょう。

私が、かつて経営していたコンビニで、
あるとき、学生のスタッフから
1個100円のあるヨーグルトを
もっと売りたいという提案がありました。

そのヨーグルトは、
パッケージも地味で、
CM、広告もされておらず、
メーカーも有名メーカーではなく、
実際には、あまり売れていない商品だったのですが、

そのスタッフ曰く
非常に美味しいということでした。

私も食べてみたのですが、
確かに味は、他のものよりも良く、
利益率も良かったので
その学生アルバイトの意見に一様は賛成しました。

しかし、実際のところ商品の売れ筋ランキングでは、
地区内で最下位から数えたほうが早いという
売れ方しかしていないものでしたので、

正直言って、本当に売れるのかどうか
半信半疑で、さらに、販促のために、
普段の発注量の数倍の発注を行うことには
懸念を抱いていました。


でも、そのアルバイトスタッフを中心にして、
そのヨーグルトを頑張って売ろうとした動きが店内におき、

陳列場所を目立つ位置に変更したり、
手書きのPOPを取り付けたりと、
売るための工夫をしっかりと行っていったのです。

すると、結果としては、

自店で、ほぼ最下位であったそのヨーグルトが、
次の週には、なんと、売れ筋ランキング3位に入っていたのです。

その後も、多少の順位の変動はありましたが
常にベスト5に入る、超売れ筋商品に変わっていったのです。

この経験を生かして、私の店では、
死に筋商品の撲滅運動を継続していきました。


お店の中で死に筋とレッテルを貼られている商品があったとしたら、

その商品の売り方はどうなのか?

陳列場所は?

見せ方は?


これから年末にかけての稼ぎ時の前に
お店の商品の再点検をされて見られるのも良いかもしれませんね。

今までの死に筋が突然売れ筋に変わることは
先のヨーグルトの事例のように充分考えられますよ。




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