Episode 64

実践エピソード64
〜共通認識をもつ〜

コーチング★商店主専門コーチング



仕事をスタッフに任せていく中で
作業指示をしただけで
すべて終わりということにしていませんか?

商品発注の仕事を任せ始めた担当者が
なかなか思ったような働きをみせてくれません。

発注の仕組みやその方法などは、しっかりと教えたはずですし
週に数回、発注データと販売データの突き合せを行って
仮説と検証の繰り返しも行っていたつもりでした。

そのときは分かりましたと言って
次の日から、また、発注を始めるのですが
やっぱり、あまり良い結果には結びつきません。

そして、数週間過ぎたときのミーティングで
そのスタッフといろいろと話しをしていく中
私とスタッフの間で『発注する』という仕事の意味の理解に
大きな食い違いがあることを発見したのです。

そのスタッフの理解している『発注』の意味とは
「売れたものを補充する、過去の売れた数字をもとに注文する」
こういうことが発注の仕事であると理解していたようなのです。

私が理解していた意味とは
「自分が売りたいものを、売るために必要な数だけ仕入れて
売り場を作って、実際に売っていくこと」でした。

同じ『発注する』という仕事でも
その言葉の意味の共通認識がないと
いくら打合せを行っても
お互い、かみ合うことなく違う方向へ向かってしまいます。

紙に書くと同じように見える言葉でも
その言葉から認識する意味は
受け手によって大きく変わってしまいます。

何気なく使っている言葉の意味をしっかりと捉えて、
お互いに共通認識ができる状態にしていくことで
今まで、もやがかかっていた視界が
クリアになっていくことがあるのです。






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