Episode 2

実践エピソード2
〜お店の中でのあなたの役割は何ですか?〜

コーチング★商店主専門コーチング


仕事には、2つの要素があり、
それは、『作業』と『創造』に分類されます。

この『創造』の部分に費やせる時間を
どれだけ増やしていけるのかが、
仕事全体のクオリティーを高められるかどうか
ということにつながっていくのです。

でも、実際は『創造』の部分に
力を注ぐことは、とても難しいことですよね。

ご存知の通り『作業』の部分の仕事は、
単純作業や肉体労働が主な仕事になります。

そして、期限のある仕事が比較的多い。

例えば、入荷した商品を、
お客様が来店するピーク時間までに陳列する仕事。
閉店後にレジの精算を行って、売上入金、報告を行う仕事…


要するに、人手と時間があれば
簡単にできてしまう仕事です。
人手がいなければ、慣れた人がやれば
簡単にできてしまう仕事です。


多くの小売業の店舗では、人手が不足しています。

これは、人件費を抑制するために、
あえて人員を削っている場合が多いのですが…

そういう場合は、『作業』に慣れた人が、
パッパッパッ!とそういった仕事を片付けてしまいます。

そうすると、仕事に慣れていない人は、
いつまでたっても、仕事を覚えることができません。


作業に慣れている人が
『作業』ばかりやってしまうということは、
その店の主戦力になっている人が、いつまでたっても
『創造』の仕事に着手できないということを意味します。

そういうことは、よく分かっているつもりなのですが、
実際の現場では、どうしても、
『作業』中心の仕事になってしまいがちです。

なぜか?

これは、体を動かしていると、
何となく「仕事をしている」と思えてくるからなんですね。

「仕事をした」という充実感に満たされるんですね。
そして、家に帰って風呂上りにビールを飲んで寝て終わり。

こんな1日を過ごしてませんよね?

お恥ずかしい話ですが、私は、かつてそうでした。


もし、そういう状態に、あなたが陥っているとしたら
次の質問を投げかけてみてください。

『お店の中でのあなたの役割は何ですか?』


人には、それぞれ役割があります。
役割があるからこそ、人はそこに存在しているのです。

お店の中でも、それぞれの役割があるのです。

各自の役割を明確にしていくことで、
仕事の中での『作業』と『創造』の比率を
変えていくことができるのです。






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